準備をする

十字架

日常を送る上で「死」というものは、誰しもが通る道です。
特に親しい家族が亡くなるということは、とても悲しい出来事となります。
しかし、親しい家族だからこそ、きちんとその遺志を尊重したいと思うことはとても大切です。
親戚や近所付き合いが希薄になっていると言われがちですが、そんなことはありません。
家族の中の誰かが亡くなったとき、そっと手を差し伸べてくれるのが、親戚や近所の人たちなのです。
その厚意に報いるためにも必要なのが、亡くなった人の遺志を生前から確認しておくことです。
遺言書はもちろんのこと、普段から本人とコミュニケーションを取ることが大事です。
今は葬儀の方法も多種多様で、まず第一に本人の遺志を尊重するのが優先という時代になりました。

昔は葬儀といえば、それぞれの宗教や宗派にならい通夜・告別式をあげたものですが、今は違います。
宗教によっては戒名をいただかない方もおりますし、火葬・納骨を一度に済ませてしまう場合もあります。
また、初七日や四十九日の法要を一度に済ませる場合もあります。
これまでは、冠婚葬祭の中でも、葬儀には莫大な費用と手間隙がかかると言われていました。
高齢化が進む現代社会に、その形態が合わなくなっているのです。
葬儀代をまかなう前に、まず自分たちの今の生活を大切にしたいと考えるのは当然のことです。
特に家族には迷惑をかけられないという思いから、昔のしきたりや慣習にとらわれない葬儀を望む人が増えています。
身内葬や家族葬が流行しているのは、今に生きる人たちのスタイルに合っているとも言えるのです。